「パーフェクト」「ミラクルブーツ」が日本再上陸!
過去2年間、キッカー不在で苦しんだサンウルブズ。
そこに!
ラグビー大国ニュージーランドから天才キッカーと呼ばれる、ヘイデン パーカーがチームに加わります。
2010年にはU20代表に選ばれ、リアキ モリやトム フランクリンらと共に、ジュニアワールドチャンピオンシップ(アルゼンチン大会)に出場した優勝メンバーです。
2012年オタゴでのプレーが評価され、翌2013年にハイランダーズと契約。
(オタゴとハイランダーズでは田中史朗選手とチームメイト)
2015年は肩の怪我で1試合(17分)だけの出場でしたが、ベリック バーンズの控えとしてオファーしたパナソニックと短期契約を結び、田中史朗選手と3度目のチームメイトに。
パナソニックに在籍した2015-2016シーズンは28本中28本成功と、十分すぎる活躍と期待に応えましたが、契約更新は無く他のチームからのオファーもありませんでした。
もし、パナソニックが契約延長していたら、田村選手が日本代表の10番を着ることは無かったでしょう・・・
と思うのは私だけでしょうか?
その後はハイランダーズに籍を置き、2016年は控え中心に、2017年は膝の怪我もあり出場機会はありませんでした。
そして、2018年
田中史朗選手と4度目のチームメイトになることが決りました。
ハイランダーズ在籍中はリマ ソポアンガの存在が大きく、チャンスを掴めませんでしたが、サンウルブズで10番を勝ち取れば、スパーラグビーで得点王も狙える「外さないパーカー」に期待しましょう。
後日談
2018年、サンウルブズのジャージを着たパーカーは、安定したゲームコントロールと驚異のキック精度を修めて評価を挙げました。
同じ年のシーズン、ニュージーランド代表にして絶対的なスタンドオフ、2度の世界最優秀選手を受賞しているボーデン バレットのキック成功率が60%台前半に低迷。
翌年に控えたW杯日本大会に向け不安を残しました。
当時のマスコミや専門誌では、ネクスト スタンドオフの候補として、1番手リマ ソポアンガ(ワスプス)、2番手リッチー モウンガ(クルセイダース)、そして3番手にパーカーの名前が挙がり話題に!
4番手以降には、ブルーズの新人ペロフェタやダン カーター(ラシン)の名前も挙がりましたが・・・
結果は、
2018年9月(vsアルゼンチン)モウンガはニュージーランド代表「10」番のジャージに初めて袖を通し、翌年バレットから司令塔の座を奪いました。
ヘイデン パーカー Hayden Parker
出身地:ニュージーランド(オアマル)
生年月日:1990年11月19日
身長:175cm
体重:80kg
ポジション:SO
ラグビーキャリア
ニュージーランド州代表
2010 – 2017 オタゴ
クラブチーム
2013 – 2017 ハイランダーズ(NZL)スーパーラグビー
2015 – 2016 パナソニック(JPN)トップリーグ
2018 – 2019 サンウルブズ(JPN)スーパーラグビー
2018 – 2022 神戸製鋼(JPN)トップリーグ
2021 – 2023 Kurow Rugby(ノースオタゴ州)シニア選手権
代表
2010 – 2010 ニュージーランドU20
出場機会に恵まれなかったパーカーは、2021年シーズンオフを故郷のオタゴ州で開催するノースオタゴ杯(シチズンズ シールド)にクロウのジャージを着て出場しています。
神戸を退団した2023年シーズンまで3年間プレーし、自身のSNSにて引退を表明しました。