世界各国で開催されている、ラグビー15人制リーグの年間スケジュールを一覧にしました。
日本では馴染みのない、アメリカやヨーロッパのリーグ戦とカップ戦、出場チームとリーグ詳細も掲載しています。
開始基準は、7月の代表戦が終わる【8月1日】からです。
新たな大会や日程が発表されましたら、随時上書き更新する予定です。
注意)日本時間と現地時間が混合しているかもしれませんので、予めご了承ください。
ニュージーランド州代表選手権
ニュージーランド(国内トップリーグ)
以前は「マイター10」「ITM カップ」と親しまれ、現在は「バニングスNPC」の名称。
2023年からはカンファレンス制が廃止され、前年度の最終順位(奇数と偶数)を基準に、全9試合の対戦カードが組まれます。
開催期間
リーグ戦:各9試合(2024年8月9日から2024年10月26日)
決勝トーナメント:準々決勝(2024年10月11日から13日)準決勝(2024年10月18・19日)決勝戦(2024年10月26日)
出場チーム(14チーム)
オークランド・タスマン・ベイ オブ プレンティー・ワイカト・カンタベリー・ウェリントン・ノースハーバー・ホークスベイ・オタゴ・ノースランド・タラナキ・サウスランド・マヌカウ・マナワツ
フランス Pro D2
フランス(国内2部リーグ)
フランス選手権TOP14の下部リーグにあたり、16チームがホーム&アウエー戦を行います。
開催期間
リーグ戦:各30試合(2024年8月30日から2025年5月16日)
プレーオフ:3位から6位までのチームが対戦(日程は未定)
決勝ラウンド:リーグ戦上位2チームと、プレーオフ勝利チームが対戦(日程は未定)
出場チーム(16チーム)
アジャン・オーリヤック・ビアリッツ・ベジエ・CAブリーヴ・コロミエ・USダックス・FCグルノーブル・スタッド モントワ・スタッド ニソワ・オヨナ・プロヴァンス・ソヨー アングレーム・USモントーバン・ヌヴェール・ヴァランス ロマンス
フランス選手権 TOP14
フランス(国内トップリーグ)
フランス国内の最上位カテゴリ、14チームがホーム&アウエー戦を行います。
開催期間
リーグ戦:各26試合(2024年9月7日から2025年未定)
プレーオフ:3位から6位までの4チームが対戦(日程は未定)
決勝ラウンド:リーグ戦上位2チームと、プレーオフ勝利チームが対戦(日程は未定)
出場チーム(14チーム)
バイヨンヌ・ボルドー ベルグ・カストル・クレルモン・ラ ロシェル・リヨン・モンペリエ・ポー・ペルピニャン・ラシン92・スタッド フランセ・トゥーロン・トゥールーズ・RCヴァンヌ
Didi 10
ジョージア(国内トップリーグ)
10チームがホーム&アウエー戦を行い、上位6チームが敗者復活システムの決勝トーナメントに進出。
開催期間
リーグ戦:各18試合(2024年9月6日から2025年4月12日)
決勝トーナメント:上位6チームによるページシステム戦(日程は未定)
出場チーム(10チーム)
レロ トビリシ・AIA クタイシ・バトゥミ・クヴァムリ トビリシ・ハレビ ルスタヴィ・アレス クタイシ・ボルニシ コチェビ・カズベギ・アーツィヴェビ・アカデミア トビリシ
※プロチームとして結成されたブラック ライオンは、欧州スーパーカップやカーリーカップ(南ア)などの国際試合に出場しています。
ディビシオン・デ・オノール
スペイン(国内トップリーグ)
情報不足のため、詳細は分かりません。
2023シーズンまでの情報は、12チームによるホーム&アウエー戦、上位6チームが決勝プレーオフ戦。
下部リーグも存在し、11位は入替戦、最下位は自動降格する。
翌年4月頃にファイナルが行われる。
セリエ A エリート
イタリア(国内トップリーグ)
一般的に知られているイタリアの「TOP10」は、リーグ改変により2023-2024シーズンから「セリエ」の名称が復活しました。
開催期間
リーグ戦:各18試合(2024年10月12日から2025年4月26日)
プレーオフ:上位6チームが2つのグループに分かれて総当たり戦(2025年5月10・11・17・18日)
決勝戦:各グループの1位チームが対戦(2025年6月2日)
出場チーム(10チーム)
ペトラルカ・ライオンズ ピアチェンツァ・コロルノ・モリアーノ・レンジャーズ ヴィチェンツァ・ヴィアダーナ・フィアンメ オロ・ロビゴ デルタ・エミリア・ラツィオ1927
※2024-2025シーズンからは、チーム数が「9」から「10」に変更されます。
イタリア国内ラグビーに関しましてはコチラの記事をご覧ください。
プレミアシップ ラグビー
英国イングランド地方(トップリーグ)
Midlands Premier(最下部リーグ)まで含めると、100以上のクラブチームが活動するイングランド最上位のプロラグビーリーグ。
10チームがホーム&アウエー戦を行います。
開催期間
リーグ戦:各18試合(2023年10月14日から2024年5月18日)
決勝トーナメント:準決勝(2024年6月1)、決勝戦(2024年6月8日)
出場チーム(10チーム)
レスター タイガース・ブリストル ベアーズ・ハーレクインズ・バース・ノーサンプトン セインツ・ニューカッスル ファルコンズ・セール シャークス・サラセンズ・グロスター・エクセター
ユナイテッド ラグビーチャンピオンシップ
16チーム(アイルランド・ウェールズ・スコットランド・イタリア・南アフリカ)が参加する国際プロリーグ。
2021-2022シーズンから南アフリカの4チームが参入し、「Pro14」から現在の名称に変更。
開催期間
リーグ戦:各18試合(2023年10月21日から2024年6月2日)
決勝トーナメント:準々決勝(2024年6月7日から8日)、準決勝(2024年6月15日)、決勝戦(2024年6月22日)
出場チーム(16チーム)
アイルランド(レンスター・マンスター・コナート・アルスター)
ウェールズ(ドラゴンズ・オスプリーズ・スカーレッツ・カーディフ)
スコットランド(エディンバラ・グラスゴー ウォリアーズ)
イタリア(ベネットン・ゼブレ パルマ)
南アフリカ(ブルズ・ストーマーズ・ライオンズ・シャークス)
ヨーロッパ スーパーカップ
欧州の主要リーグに参戦しない、プロクラブチームが出場できる国際カップ戦。
上位4チームが「メジャー」、下位4チームは「マイナー」に分かれてグループリーグが行われる。
順位決定戦は「メジャー」4位のチームと、「マイナー」2位から4位までのチームがトーナメント戦(3位決定戦あり)。
決勝トーナメントは「メジャー」1位から3位までのチームと、「マイナー」1位のチームがトーナメント戦(3位決定戦あり)。
開催期間
グループリーグ:各3試合(2023年11月4日から2023年11月19日)
順位決定戦:各2試合(2023年12月2日から2023年12月16日)
決勝トーナメント:各2試合(2023年12月2日から2023年12月22日)
出場チーム(8チーム)
ヨーロッパ主要国(フランス・イタリア・イングランド・アイルランド・スコットランド・ウェールズ)を除いた、プロクラブチームが参加。
チーム数に上限は無く、一定の経済力と実力を満たせば出場が可能。
リーグ ワン
日本(国内トップリーグ)
国内最上位リーグにあたり、12チームが2つのカンファレンスに分かれて上位4チームが決勝トーナメントに進む。
開催期間
リーグ戦:各16試合(2023年12月9日から2024年5月6日)
決勝トーナメント:準決勝(2024年5月18日から19日)、決勝戦(2024年5月26日)
出場チーム(12チーム)
クボタ・神戸製鋼・パナソニック・静岡・サントリー・ 東芝・トヨタ・近鉄・ホンダ・三菱重工相模原・キヤノン・リコー
ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ
欧州チャンピオンズカップ(以前はハイネケンカップ)と呼ばれ、3つのリーグから24チームが出場するカップ戦。
24チームが4つのグループに分かれ、上位4チーム(計16チーム)がポストシーズンに進む。
各グループの5位(4チーム)は、下部大会「EPCRチャレンジカップ」のポストシーズンにまわる。
開催期間
グループリーグ(24チーム):各4試合(2023年12月9日から2024年1月22日)
ポストシーズン(16チーム):各1試合(2024年4月6日から2024年4月7日)
決勝トーナメント(8チーム):準々決勝(2024年4月12日から14日)、準決勝(2024年5月3日から5日)、決勝戦(2024年5月25日)
出場チーム(24チーム)
イングランド(プレミアシップ):前年度の上位8チームに出場資格
フランス(TOP14):前年度の上位8チームに出場資格
ユナイテッド ラグビー:前年度の上位8チームに出場資格
※出場枠は、2022-2023シーズンに改変され、南アフリカのチームにも出場資格が与えられました。
EPCRチャレンジカップ
以前までは、ヨーロッパ チャレンジカップと呼ばれていましたが、2021年から現在の名称に変更。
同期間で開催される、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの下部大会になります。
6チームが3つのグループに分かれ、上位4チーム(計12チーム)とヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップのグループ5位のチーム(4チーム)がポストシーズンに進む。
開催期間
グループリーグ(18チーム):各4試合(2023年12月9日から2024年1月22日)
ポストシーズン(12+4チーム):各1試合(2024年4月6日から2024年4月8日)
決勝トーナメント(8チーム):準々決勝(2024年4月12日から14日)、準決勝(2024年5月3日から5日)、決勝戦(2024年5月24日)
出場チーム(18+4チーム)
フランス(TOP14)・プレミアシップ・ユナイテッドの各リーグで、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの出場資格を得られなかった全てのチームが出場できる。
それ以外に、ヨーロッパ スーパーカップやカーリーカップ(南ア)などから招待されるチームもあり。
スーパーラグビー アメリカス
アメリカのラグビーファンからは「アメリカン スーパーラグビー」とも呼ばれています。
英表記:Super Rugby Americas
2020年に創設された、アルゼンチン・ウルグアイ・チリ・パラグアイ・ブラジル・アメリカのプロチームが参加する国際プロラグビーリーグ。
日本人選手の参加歴もある、メジャーリーグラグビー(MLR)とは別組織です。
開催期間
リーグ戦:各12試合(2024年2月16日から2024年5月25日)
決勝トーナメント:準決勝(2024年6月7日から8日)、決勝戦(2024年6月14日)
出場チーム(7チーム)
アメリカ(アメリカンラプターズ)
アルゼンチン(ドゴスXV・パンパス)
ブラジル(コブラ ブラジルXV)
チリ(セルクナム)
パラグアイ(ジャカレXV)
ウルグアイ(ペニャロール)
スーパーラグビー パシフィック
南半球(オーストラリア・ニュージーランド・フィジー)で開催される国際プロリーグ。
12チームが変則(1回)総当たり戦に加えて、ダービーマッチの要素を含む対抗戦(各3試合)が行われます。
開催期間
リーグ戦:各14試合(2024年2月23日から2024年6月1日)
決勝トーナメント:上位8チーム(日程は未定)
出場チーム(12チーム)
オーストラリア(レベルズ・ワラターズ・レッズ・フォース・ブランビーズ・フィジアン ドゥルア)
ニュージーランド(ブルーズ・チーフス・クルセイダーズ・ハイランダーズ・ハリケーンズ・モアナ パシフィカ)
メジャーリーグ ラグビー
45万人の競技人口を誇る、アメリカとカナダのプロリーグです。
同一カンファレンス(ホーム&アウエー)、別カンファレンス(一回総当たり)が行われる。
開催期間
リーグ戦:各16試合(2024年3月3日から2024年6月30日)
ワイルドカード:同カンファレンス2位vs3位(日程は未定)
プレーオフ:同カンファレンス1位vsワイルドカード勝利チーム(日程は未定)
決勝戦:各カンファレンスのプレーオフ勝利チーム(日程は未定)
出場チーム(12チーム)
マイアミ シャークス・アンセムRC・RFCロサンゼルス・シカゴ ハウンズ・ダラス ジャッカルズ・ヒューストン セイバーキャッツ・NOLAゴールド・オールド グローリーDC・フリー ジャックス・サンディエゴ・リージョン・シアトル シーウルブズ・ユタ ウォリアーズ
シュート シールド プレミアシップラグビー
オーストラリア(地域リーグ)
ニューサウスウェールズ協会(NSWRU)が主催するオーストラリア地域リーグの一つ。
スーパーラグビーに参加するワラターズ傘下のシニアチームとなります。
開催期間
リーグ戦:各18試合(2024年4月から2024年8月)
順位決定戦:上位6チームが各1試合(2024年4月から2024年8月)
決勝トーナメント:準決勝(2024年8月)、決勝戦(2024年8月)
出場チーム(12チーム)
ノーザンサバーブスRFC・シドニー大学FC・ランドウィック・マーリンズ・リンガーRC・ゴードン・イースタンサバーブス・ワイルドファイヤーズ・トゥーブルーズ・パイレーツ・サザンディストリクツRC
カーリーカップ
南アフリカ(国内トップリーグ)
2023シーズン終了後に、南アフリカ国内リーグの大幅改編が発表され、カーリーカップの日程も3月開幕から7月に変更(予定)。
詳細不明のため、新たな情報が確認できましたら更新してまいります。
まとめ:世界のラグビーカレンダー
世界各国で開催されている【15人制ラグビー】の大会とリーグを一覧にいたしました。
ジョージア国内や南アメリカを中心に開催されているラグビーリーグなど、今まで知らなかったリーグも多かったのではと思います。
オーストラリア国内リーグにシュート シールドを紹介しましたが、ワラターズ以外のSRチームにも傘下チームが出場するリーグが毎年開催されています。
もちろん、強豪国ではない国や地域にも、プロアマ15人制のラグビーリーグは存在します。
世界的な不人気・不景気が続く「ラグビー恐慌時代」、これから新リーグや大会が新設されることはあるのでしょうか?
ラグビー新時代到来に期待しましょう!