秩父宮のゆくえ

秩父宮のゆくえ

秩父宮ラグビー場はどのように変わるのか?

 

現在の明治神宮野球場と第二球場がある位置に、屋根付きの全天候型秩父宮ラグビー場が完成します。

 

ペネトレーター
プロジェクトは2024年に着工し、2036年に完成予定ですが、ラグビー場の建設は2028年に完成予定です。

 

全天候型の施設になることで、ラグビー以外のスポーツやイベントも開催が可能になります。

 

この計画は、2020年9月に日本ラグビーフットボール協会(JRFU)から文部科学大臣への要望書を受け、スポーツ庁主催の「ラグビーの振興に関する関係者会議」で決定されました。

JRFUは、この全天候型施設がラグビーの普及や多目的利用の場として期待されています。

 

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ラグビー 東の聖地:秩父宮のゆくえ

神宮外苑地区の再開発事業が進行中です。

このプロジェクトの中心となるのが、新たに建設される予定の神宮球場と秩父宮ラグビー場。

老朽化した施設の更新と、快適な観戦環境を提供するために設計された新しいスタジアムは、ラグビーファンの裾野を広げるだけでなく、新たなファン獲得を目指しています。

 

この開発によって、地域全体のスポーツクラスター化が進み、環境保護と経済発展のバランスが図られるらしいです。

 

以下は、土田雅人(日本ラグビー協会会長)会長のインタビュー記事を要約しました。

 

神宮外苑地区再開発と秩父宮ラグビー場の未来

秩父宮ラグビー場の未来は、神宮外苑地区の再開発事業に大きく期待し依存している。

しかし、再開発計画は「樹木の伐採」に対する反対運動の影響で工事が大幅に遅れています。

 

東京都は樹木の保全策を事業者に求めており、現時点で神宮第二球場の解体がほぼ終了し、残るは木々のみという状況です。

 

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再開発の背景

再開発の主な理由は、スポーツ施設の老朽化。

旧・国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場は経年劣化が進み、施設の改修が必要となっていました。

2013年には神宮外苑地区を「スポーツクラスター」として再開発する計画が決定され、2015年に東京都と地権者が覚書を締結しています。

 

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スポーツクラスターとは?

 

スポーツクラスターとは、スポーツ関連施設やサービスを集中して配置されているエリアのことを指します。

このようなエリアでは、競技場や練習施設、宿泊施設、飲食店、スポーツショップなどが一体となって整備されており、スポーツイベントの開催や専門トレーニング、観光など多種多様な目的で利用されます。

スポーツクラスターの利点は以下の通りです。

利便性向上

選手や観客の移動を考え、イベント運営や参加を向上させる。

経済効果

スポーツイベントに関連するビジネスが集積することで、地域経済の活性化が期待される。

相乗効果

関連施設が近接しているため、スポーツイベントの開催が頻繁になり、地域全体のスポーツ文化の向上につながる。

観光促進

スポーツイベントを目当てに、国内外からの観戦集客が見込まれ、観光産業の発展にも寄与する。

 

国内C級レフリー
神宮外苑地区の再開発では、このようなスポーツクラスターの形成を目指し、秩父宮ラグビー場をはじめとする多くのスポーツ施設が整備される計画です。

新秩父宮ラグビー場の計画

2027年12月末の運用開始を目指す、新秩父宮ラグビー場は神宮第二球場跡地に建設予定。

再開発事業は段階的に進められ、学生が利用する施設は閉鎖期間を最小限に抑える計画です。

固定座席数は約1万5500席を予定しており、現在の2万5000席から大幅な減少となりますが、ラグビーファンの拡大を目指すコンセプトの一環として、席幅を広くし快適な観戦環境作りを重視しています。

全天候型スタジアムと人工芝

新秩父宮は「全天候型」の密閉型スタジアムとなり、観客席に屋根が設置されます。

この決定は、日本ラグビー協会が天候の影響を受けない快適な観戦環境を求めた結果です。

 

また、人工芝を採用することで、施設の稼働率を飛躍的に向上させることが期待されます。

人工芝の導入により、年間を通じて多様なイベントや試合を開催することが可能となり、収益の向上が見込まれます。

 

新秩父宮ラグビー場のコンセプト

新秩父宮のコンセプトは「ラグビーの裾野を広げ、新たなファン拡大を目指す」ことです。

座席の幅は広く設定され、ドリンクホルダーやクッション付きの座席を設置するなど、快適な観戦環境を目指す。

 

また、家族で楽しめるボックス席やスカイラウンジなど、多様なシートを用意し、幅広いニーズに応えます。

 

ラグビー場の新たな役割

新秩父宮は、ラグビーの試合だけでなく、コンサートやイベントなど多目的に利用されることを目指しています。

 

また、ユニバーサルデザインに対応し、車椅子席なども充実させる予定。

2019年ワールドカップの写真を展示するなど、スタジアム全体を「ラグビーミュージアム」として演出する計画。

 

再開発事業の意義

再開発事業は、神宮外苑地区のスポーツクラスター化とともに、内苑の樹木の維持管理にも貢献。

内苑の公益的な活動は、外苑の収益に依存しており、再開発によりその活動を支えることができます。

 

神宮外苑再開発のまとめ

神宮外苑地区の再開発事業は、日本ラグビー界にとって重要なプロジェクトです。

しかし、莫大な予算に税金が投入されることや、樹木の伐採に対する反対運動により進行が遅れています。

 

この再開発には老朽化したスポーツ施設の更新を目的とし、神宮球場と秩父宮ラグビー場の建設が中心です。

新ラグビー場は、現在の神宮第二球場跡地に建設され、2027年12月末の運用開始を予定。

座席数は約1万減の1万5500席とされ、より快適な観戦環境を提供するための設計がされています。

 

また、全天候型スタジアムとして建設され、人工芝の導入により稼働率を大幅に向上させ、多目的な利用が期待される。

このプロジェクトはラグビーファンの拡大を目指し、新しいファン層の獲得を図るものであり、地域の経済効果や公益活動の支援にも寄与します。

新秩父宮ラグビー場の建設により、ラグビーの聖地としての価値を維持しつつ、未来のスポーツクラスター形成を目指しています。

 

俺的な感想

全天候型にする最大の目的とは?

答えは簡単!

ラグビーの収益だけでは採算が合わないので、コンサートやイベントが開催できる多目的施設にしただけです!

 

屋根付きなので、日本の暑い夏でも海外の代表を呼び、テストマッチの開催が可能だとメリットに挙げていましたが・・・

試合会場だけが涼しくてもねぇ?

そもそも、上位国は選手コンディションを考え、7月は南半球・11月は北半球でテストマッチを開催することが慣例となっている。

もちろん理由は、夏開催を避けるためです。

7月は南半球が冬季、11月は北半球が冬季になります。

3週間も暑い日本に遠征滞在してくれる上位国が現れるとは到底思えません。

 

席数が少なすぎる件

国内リーグだけなら、1万5千でも十分だと思う。

しかし、

ファンの中には、大一番を新国立で開催することに不満を持つ人も少なくない。

「客席からピッチまでが遠すぎて臨場感がない」「座席間隔が狭すぎる」「階段やコンコースの通路幅が狭い」「座席番号が分かり辛い」など。

大学選手権やリーグワン決勝、上位国とのテストマッチなどを、新国立から新秩父宮に変更するために建て替えると思っていた人は多いです!

ですが、この発表では新秩父宮で開催されることは無いでしょうね!

 

そして、最後に言いたいこと!

2024シーズンを例えにすると、ディビジョン1に参戦する12チームのうち7チームが関東、さらに広域関東にあたる静岡もクラブハウスから新宿区まで車で約3時間です。

 

国内C級レフリー
2025シーズンは、浦安が昇格したので8チームになります。

入れ替え戦を除き、前年行われた100試合(リーグ戦+プレーオフ)のうち関東圏内の試合数は55試合、そのうち秩父宮は27試合でした。

遠征の移動距離を考えると、圧倒的に関東チームが有利。

 

そのうえ、気温や天候などグラウンドコンディションの心配がなくなれば、今まで以上に試合数が増えるのではと思います。

地方にチームを「分散」させる事こそが「ラグビー人気の裾野を広げる」と言っていた人たちは何処に消えたのだろうか?

 

「関東集合」「秩父宮集中」では、いずれ私もラグビー熱が冷めてしまいそうです。