結局、
「完全プロ化」とはならず!
清宮さんの暴走も、トップリーグ閉幕とともに忘れ去られ・・・(笑)。
空前のラグビーブームはイングランド大会後も同じ。トップリーグを閉幕し、プロリーグを新設するなんて「日本ラグビー協会」は大丈夫か? ラグビー 新リーグ「期待する」「期待できない」?Yahooニュースのコメント[…]
しかし、そろそろ気になるのは「新リーグ開幕」に向けた各チームの補強。
待ちに待った外国人枠の発表もされ、「俺的なチーム分析」を始める前に、新戦力をご紹介していきます。
ラグビー リーグワン2022 新戦力 まとめ |
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【リーグ ワン】各チームの新戦力とチーム分析 ディビジョン1
おさらいとしまして、「代表枠」同時出場が3人まで可能になりました。
また、日本代表経験者と日本代表資格のある外国人選手は、日本人と同じ扱いとなります。
NECグリーンロケッツ東葛
まずは何と言ってもウェールズ代表(50cap)【ジェイク ボール】です。
2021年3月まで代表でプレーしていました。
(大会終了後に代表引退とクラブチーム移籍を発表)
ウェールズは英国を離れると代表資格を失うので、アラン ウィン ジョーンズの故障で招集されることはありませんでしたが、今でも代表トップレベルの選手です。
パナソニックのハドレー パークスとは、代表でもスカーレッツでもチームメイト、キャノンと契約したコリー ヒルとは代表で4番を争うライバルでした。
FW選手では、2018年にパナソニックでプレーした【アッシュ ディクソン】も加入。
マオリABの主将でもあり、州代表130cap、2021年にハイランダーズ100capを獲得しました。
2020年の代表セレクションマッチに出場しましたが、未代表なので「カテゴリB」枠で出場できるのベテランHO。
キャノンから移籍してきた田中史朗選手とはスーパーラグビーのデビューが同じ年で、2015年から2年間をハイランダーズでプレーした有名な仲良しコンビです。
心配なのは、1年契約のためチームを去ったアレックス グッドに変わる司令塔が見当たらない。
フレッチャー スミスに任せるのか?
2021年の州代表は、ワイカトで10番を着ることもありましたが、少し物足りない気が・・・。
さらなる心配は、13人制オーストラリア代表7capを持つ【ブレイク ファーガソン】です。
リーグ通算100トライの実績もありますが、酒のトラブルから懲戒処分や暴行で有罪判決、ギャンブル依存症の過去があります。
明るい材料は、昨年NTTドコモで活躍した【トム マーシャル】の獲得!
何故ドコモは放出したのか?
しかし、最大の補強は【マイケル チェイカ】さんと、今年引退を表明し日本でも人気のある【スコット ファーディー】さんではないでしょうか。
NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス 東京ベイ浦安
国内移籍組では、現役日本代表の【ジェームス ムーア】の加入。
LOを日本人選手と同じ枠で出場できるのは大きな戦力アップですね。
BK選手では、【オテレ ブラック】の獲得は大きすぎる。
精度の高いキックがあるので、得点力アップは間違いないと思います。
そして、【イズラエル フォラウ】・・・。
元世界最高のフルバックでしたが、本当に改心したのか・・・?
他国代表歴のあるリアム ギルとグレイグ レイドロー、そしてフォラウまでもが同時出場できるのは楽しみです。
元近鉄【トンプソン ルーク】が40歳にして復帰しましたが、戦力としてなのか若手育成の為なのかは謎です。
2019年スーパラグビーシーズン中に同性愛者に対する差別発言を、自身のSNSで繰り返し発信したため、同年5月にオーストラリアラグビー協会から解雇され、現在はフランス13人制ラグビーでプレーするイズラエル フォラウ選手が、NTTコミュニケーシ[…]
クボタスピアーズ 船橋・東京ベイ
一番の驚きは補強ではなく、マルコム マークスの残留!
W杯フランス大会を考えるとラストイヤーになるのでしょうか?
LOのデーヴィッド ブルブリングも残留しました。
NECのジェイク ボールとはスカーレッツで同じポジションを争うチームメイトでした。
移籍してきた【ヘル ウヴェ】を3列で固定できるのは大きい!
もともとBK陣は攻撃力があり、フォーリーとクロッティの代表枠コンビが残留したので、大きな補強はありませんでしたが破壊力十分です。
コベルコ神戸 スティーラーズ
PRに【具 智元】選手と【山本幸輝】選手が移籍したのは脅威!
さらに貴重な190cm超えの日本人LO【寺田桂太】選手と【小瀧尚弘】選手まで獲得。
クボタ同様に、昨季より戦力は固まっているので、大きな補強はありませんでした。
それにしても豪華なBK陣です。
クルーデン、パーカー、バックマン、ラファエレ、フレイザー、アタアタ、ベン スミス、日和佐、山中、楽平・・・。
ただ、今回のリーグワン出場資格では、日本に帰化したアンダーソンフレイザーも日本代表資格が無いので「カテゴリC」扱いになると思われます。
埼玉パナソニック ワイルドナイツ
日本人選手と同じ「カテゴリA」で出場できる、【マーク アボット】の獲得は脅威。
なのですが、
ハリケーンズ時代から怪我の多い選手なので少し心配も、元イングランド代表のジョージクルーズが残留しているので、2列目は安泰か?
FWの注目は、何といっても【ラクラン ボーシェー】の加入。
チーフス62capを持ち、密集に強く非常にターンオーバーの多い選手です。
オールブラックス入りが期待されていたのですが、パナとは2年契約と報じられているので代表入りは難しくなりましたが・・・。
そしてBK陣!
まずは、ディラン ライリーが日本人選手と同じ「カテゴリA」枠で出場できるようになり、空いた「カテゴリB」枠に【ヴィンス アソ】が!
この選手が未代表?
って思うほど、ニュージーランドのレベルは高いのですね。
ハリケーンズ時代のチームメイトにマークアボット、Nコムのオテレ ブラックとは2017年の秩父宮開幕戦に先発出場しています。
そして現役オーストラリア代表【マリカ コロインベテ】まで!
オーストラリアで人気のある選手だけに、現地では大打撃のニュースが出ていました。
今秋の代表ヨーロッパツアーは、家族の都合で辞退しましたが、まだまだ世界レベルで活躍が期待されている選手です。
横浜キヤノンイーグルス
ウェールズ代表32capの【コリー ヒル】を獲得。
2021年の6N(イタリア戦)では、コリー ヒル(4番)、NECのジェイク ボール(19番)で出場しています。
2017年に全英ライオンズに追加メンバーとして招集されるほどの選手。
同じポジションのLOに「カテゴリA」として出場できるリアキ モリを獲得したのも大きいです。
マフィやクリエル、SPマレーなどスーパーラグビーでも実績と実力のある選手が多いのですが、1列が少し心配です。
NTTドコモ レッドハリケーンズ大阪
昨年までの主力を一斉に失った代償に、神戸から【ナエアタ ルイ】と、現役南アフリカ代表の【エルトン ヤンチース】を獲得しましたが・・・。
明らかに「戦力不足」ではないでしょうか?
プラス材料は、FWの主力が全員残留し、ヴィンピーとナエアタが「カテゴリA」枠で出場できるだけかな?
静岡ブルーレヴズ
サンウルブズでのプレー経験があり、東芝でも活躍した【マルジーン イラウア】を獲得。
それでも、ヘル ウヴェの抜けた穴を埋めるには少し物足りない気もしますが、現役代表のクワッガ スミス(南ア)が残留し、オーストラリア代表8cap【イシ ナイサラニ】の2人がいる3列は、守備力が高く超攻撃的なラグビーが見られそうです。
BKでは、リコーから移籍の【キーガン ファリア】を獲得しました。
同じポジション(WTB)のツイ タマとは全く違うタイプなので、インサイドに突破力のある選手が入れば面白くなりそう?
と思っていたら、まさかの【クリントン スワート】(元トヨタ自)が再上陸。
トヨタ退団後の2年間は、ブルズでプレーしていましたが、出場機会に恵まれず少し心配ですが、ロングキッカーで超タフな選手です。
東京サントリー サンゴリアス
チーフスとクルセイダースでの2チームで39capを持つ、【トム サンダース】を獲得。
NZ代表経験はありませんが、2020年は代表セレクションマッチに出場した期待の選手です。
元日本代表のツイ、現役日本代表のタタフ、オーストラリア代表復帰が期待されるマクマーン、そしてトム サンダースが加わる3列に、日本人選手はポジションを奪うことができるのか?
BKでは、将来オーストラリア代表が期待されている19歳の【トニー アロフィポ】と契約。
ブランビーズのアンダーチームで活躍し、今期はシニアの育成スコッド入りした選手。
ユーティリティBKと紹介されていますが、先発では12番を着ることが多く、トライの獲れる選手らしいです。
そして、
サム ケレビとテビタ リーの強烈で破壊力のあるBKだと思っていましたが、微笑みの貴公子【ダミアン マッケンジー】の加入が発表されました。
代表ではポジションを奪われ気味なので、日本でプレーすることは正解なのかは「疑問?」ですが、にわかファンには是非とも知ってもらいたい選手です。
東芝ブレイブルーパス東京
オーストラリア出身ながら、フランスTOP14では121cap、スーパーラグビーでも57capを持つ【ヒュー パイル】を獲得。
今期はフランス2部リーグでプレーしていましたが、過去シーズンでは大半の試合を先発出場し、走れる大型ロックとして活躍していました。
同じポジションにブルーズから【ジェイコブ ピアス】も獲得しました。
元セブンズ日本代表の父(スコット ピアースさん)と、日本で10年以上生活していたので、日本代表資格があるかもしれない選手です。
FWは3列にリーチとトッドがいますが、全体的に見ても少し苦しいメンバー構成になりそうな気がします。
BK陣では、万能型プレーヤー【トム テイラー】を獲得。
こちらもTPO14(87cap)、スーパーラグビー(58cap)、ニュージーランド代表も3cap獲得しています。
そして、フィジー出身のフィニッシャー【セタ タマニバル】が日本上陸。
リーチ マイケルとはチーフスで2年間、マッド トッドとはクルセイダーズで2年間一緒にプレーしていました。
トヨタヴェルブリッツ
マイケル フーパとキアラン リードとが退団して【パトリック トゥイプロトゥ】と【ピーターステフ デュトイ】を獲得!
スカウト担当が凄すぎる!
コカ・コーラから【ウィリアム トゥポウ】も加入しましたが、常に優勝争いをしている強豪チームなので、大きな補強は3人のみです。
リコーブラックラムズ東京
1列に外国出身選手がいないのは、リコーを含め3チームだけです。
引退したブロードハーストに変わり、近鉄から【マイケル ストーバーグ】を獲得。
そして3列には、長年ロンドン アイリッシュの主力として活躍していた、ニュージーランド出身の【ブレア カーワン】スコットランド代表(18cap)の加入も発表。
W杯2015大会に選ばれ、日本戦には出場しませんでしたが、南アフリカ戦では7番を着てフル出場しました。
さらに3列では、コリン ボークが悲願の日本人選手として出場可能に!
BK陣では、ルーカス兄弟とジョー トマネが残留し、大きな補強は無かった・・・と思ったら!
イングランドU18・U20の点取り屋【ハリー マリンダー】と契約していました。
(1年契約と報じられています)
2017年代表ツアーにも参加し、W杯2019の候補にも名前が挙がりましたが、エディーさんには合わなかったみたいです。
ポジションは15番ですが、12番もカバーできます。
「カテゴリC」扱いとなるのかは不明。
【リーグ ワン】各チームの新戦力とチーム分析 ディビジョン2
外国人選手などの出場枠は「ディビジョン1」を同じです。
釜石シーウェイブスRFC
2018年に日本代表と対戦したオールブラックスのメンバー【ブレット キャメロン】が再び来日。
代表はこの1capだけですが、メンバーに名前が入った時には、
「もっと早くに選ばれるべき選手」「遅すぎる」と、スティーブ ハンセンHCに批判が!
本当かどうかは分かりませんが、現地紙の本人コメントでは「2023年はアロテアロアに復帰する」と書かれていました。
そして、もう一人の大物選手は、欧州トップレベルのFW【チャールズ マシュー】です。
U20当時のチームメイトには、エリオット デイリーやファレル、ヴニポラなど豪華な顔ぶれが!
2014年にイングランド選抜に選ばれましたが、代表キャップは持っていません。
恐らく代表歴のない選手の中では、ナンバーワンの大物選手ではないでしょうか?
プレミアシップの総キャップ数は脅威の192cap!
同じ2009年にデビューした、同世代のジョージ クルーズ(元イングランド代表)は、代表でクラブチームを離れることがありましたが、12年間で185capでしたから、凄さが分かりますね。
花園近鉄ライナーズ
やりました!
クエイド クーパーがオーストラリア代表に復帰!
しかも、南アフリカ戦連勝に大きく貢献!!
最後のキックはシビレましたね!!!
これだけ明るい話題があれば、近鉄ファンも嬉しいのではないでしょか?
近鉄の凄さは、ディビジョン2でも外国出身選手を16人も抱える「ヤル気度の高いチーム」です。
日野レッドドルフィンズ
大きな補強はありませんでしたが、3列に【ナシ マヌ】を獲得。
州代表とクルセイダーズでは、日本でもお馴染みのダンカーターやエリスと一緒にプレーしていた、元トンガ代表のベテラン選手です。
田中史朗選手がハイランダーズに在籍していた当時は、ベン スミス(神戸)と共同キャプテンを務めていました。
マツダスカイアクティブズ 広島
廃部となったコカ・コーラからベン ルーカスが移籍。
弟2人はリコーに在籍し、ベンルーカス自身もトヨタ、コカ・コーラ、サンウルブズと渡り歩いて、マツダが4チーム目となります。
ポジションは13番以外をすべてカバーできるので、戦力不足過ぎるマツダには「持って来いの選手」です。
三重ホンダヒート
新戦力ではありませんが・・・。
南アフリカ現役代表の【フランコ モスタート】が残留している。
オータムネイションズでの活躍を見ていると、来年本当に「ディビジョン2」でプレーするの?って思いますが・・・とにかく嬉しいですね!
BKには、3年目となる元ニュージーランド代表(代表capは無し)の【マット ダフィー】と、元オーストラリア7’s代表の【ジョノ ランス】を獲得したのは期待が膨らみます。
三菱重工相模原 ダイナボアーズ
大学卒業まで南アフリカで過ごした【ディラン ネル】と契約。
南アフリカ出身ですが、マイター10ではカンタベリーとオタゴで計25cap、昨年はチーフスと契約し3cap獲得しました。
守備力の高いフランカーです。
BKに大きな補強はありませんが、コリン スレイドの残留は嬉しいですね。
チーム全体では近鉄に劣るかもしれませんが、「新リーグ」からは、ヘモポ、ベッドウェル カーティス、コリン スレイド、ヴァエガ、リトルなど一流選手が同時出場できるので「トップ通過」も期待。
トップリーグ低迷期から観戦していたファンには衝撃的な「ファンクラブ特典」が!あまりにも乏しすぎる!!優待チケットを廃止したチームも多くありますが、こんな強気なファンクラブ運営で大丈夫なのでしょうか? […]