ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

4年に一度、イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランド代表歴のある選手を選抜し、南半球に遠征するドリームチーム。

 

最近の試合は、2009年(南アフリカ)、2013年(オーストラリア)、2017年(ニュージーランド)、そして2021年に再び南アフリカと対戦します。

試合は代表チームだけでなく、地元のクラブチームや地域の選抜チームとも対戦しするので、1週間に2試合組まれる超過密スケジュール。

約7週間の遠征を31人のメンバーでカバーします。

 

ツアーする3か国以外に対戦歴のある代表国は、アルゼンチン・フィジー・ローデシア共和国(現ジンバブエ)、そして今年対戦する日本の3か国のみ。

 

ライオンズのメンバーに選ばれることは、ラグビー選手にとっては非常に名誉なことで、自国の代表とは別にライオンズcapが与えられます。

ただし、地元クラブチームや選抜チームとの試合に出場すると「ライオンズcap」が与えられ、代表チーム相手の試合に出場すると「ライオンズ代表cap」が与えられます。

 

名誉ある31人のスコッドに入っても「代表cap」を取れなかった選手は多数く、ウェールズ司令塔のダン ビガーでさえ、2013年は未選出、2017年はスコッド入りも地元クラブチームの試合にしか出場していないため「ライオンズ代表cap」は「0cap」です。

 

「ライオンズ代表cap」対象試合とは?

ツアーでは、8試合前後の日程が組まれますが、「ライオンズ代表cap」対象試合は最後の3試合だけです。

2021年6月に対戦する日本代表戦に出場しても、「ライオンズ代表cap」は与えられません。

しかし、対戦する日本代表選手には、cap対象試合と位置付けされ、「日本代表cap」が与えられるみたいです。

 

あくまで他の試合は、最後の3試合に出場する選手を選ぶ、セレクションマッチの位置付けとされています。

 

また、近年のスコッドを見る限り「英国最強メンバー」が選ばれるのではなく、対戦国と「相性の良い選手」「同じタイプの選手」が選出される傾向があります。

vs 南アフリカ:フィジカルの強いBK
vs ニュージーランド:攻撃よりも守備力の高い選手
vs オーストラリア:攻撃力(スタミナと走力)のあるFW

シックスネイションズやクラブチームで大活躍し、ライオンズ入りが期待されていても、「相手が南アフリカだから選ばれなかった・・・」なんて選手もいれば、予想に反して選ばれた選手もいます。

ライオンズに選ばれるには実力だけでなく、運も必要だと思います。

 

トップ画像は、ライオンズ代表(3cap)を持ち、2017年サニックスでプレーした元イングランド代表のジェフ パーリングです。

 

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ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

2021年ツアー前までに戦績

651戦488勝131敗32分

オーストラリア代表:23戦17勝6負
ニュージーランド代表:38戦6勝29負3分
南アフリカ代表:46戦17勝23負6分
アルゼンチン代表:7戦6勝0負1分

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